- はじめに
- 1. Notion側の準備
- 2. Googleカレンダーの準備
- 3. Automate.ioでのデータ挿入
- 3.a. Googleカレンダーとの紐付け
- 3.b. Notionとの紐付け
- 3.c. データの挿入
- まとめ
- この記事を書いた人
はじめに
はじめまして、Fire Crackerで学生インターンをしている星子と申します。
Notionのカレンダーには日本の祝日を設定する機能がないため
今回の記事ではAutomate.ioを使って日本の祝日をNotionのカレンダーにインポートする方法を紹介します。
ざっくりした流れを解説すると
①Googleカレンダーの祝日データを
②Automate.ioを使って
③Notionへインポートする
というイメージになります。
使用するツールと準備は以下の通りです。
使用するツール
- Notion
- Googleカレンダー
- Automate.io
準備
- Notion側の準備
- Googleカレンダー側の準備
- Automate.ioでのデータ連携
- Googleカレンダーと連携
- Notionと連携
- 祝日データの同期
1. Notion側の準備
まずNotionを開きます。
その後 [+] を押下し、ページを作成します。
Untitledをクリックし、日本の祝日と入力します。
次に日本の祝日ページ内にカレンダーを作成します。
今回はページ内にカレンダーが作成される方法でやっていきましょう。
/calendar
を打ちInlineを選択してください。
作成されたカレンダーのUntitledに日本の祝日カレンダー
と入力します。
これでNotion側の準備は完了です。
2. Googleカレンダーの準備
続いてGoogleカレンダーの準備をしていきます。
祝日用にカレンダーを新しく追加します。
Googleカレンダーの歯車マークをクリックしてください。
次に設定をクリックします。
次に左部の「カレンダーを追加」→ 「新しいカレンダーを作成」をクリックします。
次に新規に作るカレンダーの名前を入力します。
今回は日本の祝日カレンダー
と入力しています。
名前を入力したら、「カレンダーを作成」ボタンをクリックします。
アルファベットで入力すると、なぜか2つカレンダーが作られるバグが発生するので日本語入力がオススメです。
以上でGoogleカレンダー側の準備は完了です。
3. Automate.ioでのデータ挿入
最後にAutomate.ioを用いて、祝日データを挿入していきます。
Automate.ioとはZapierに似たものでサービスとサービスをプログラミングせずに連携できます。 そしてAutomate.io社はNotion社の仲間なので、Notionと連携が強化されていくことを見込んで今回はAutomate.ioを利用することにしました。
3.a. Googleカレンダーとの紐付け
Automate.ioにアクセスし、アカウントを作成します。
こちらのページでSignUpを押下してください。
今回はGoogleアカウントを持っていることが前提ですので、Googleアカウントを利用して新規登録していきます。
Sign in with Googleをクリックしてください。
認証に使用するアカウントをクリックします。
ここでのGoogleアカウントはNotionやGoogleカレンダーで利用しているGoogleアカウントと同じにする必要はありません。
適当にIndustry, Role, Company Sizeを選択して、GET STARTEDを押下します。
右のI'm DoneをクリックするとSkipボタンが現れます。
出現したSkipボタンをクリックします。
以上でアカウントの作成はが完了です。
続いて、上部ヘッダーのBotsを押下します。
次に、All Botsの右端青いボタン、Create a Botをクリックします。
すると連携の可能なサービス一覧を見ることができます。
右上の検索欄にGoogleと入力します。
Googleカレンダーが出てくるので、押下します。
Googleカレンダーの認証画面がポップアップします。
緑のAuthorizeボタンをクリックしてください。
先程カレンダーを作った際のGoogleアカウントを選択します。
許可ボタンをクリックします。
Saveボタンを押下します。
これでGoogleカレンダーのアプリが追加されました。
以下の画面に戻ったら、[Select the trigger event]の下の入力欄に[Event Modified]と入力して[Event Modified]を選択します。
(Event Addedでも大丈夫なはずですが、私の環境では上手く行かなかったのでModifiedにしています。)
次に、以下画像の矢印部分をクリックします。
Googleカレンダーに紐付けられたカレンダーが表示されるので、先程作ったカレンダーの名前をクリックします。
3.b. Notionとの紐付け
続いて、Notionと紐付けを行なっていきます。
以下のSelect Action appをクリックします。
検索欄にNotionと入力し、Add a new AppからNotionをクリックします。
認証画面がポップアップするので、緑のAuthorizeボタンを押下します。
Select pagesをクリックします。
先程のカレンダーがあるページにチェックをし、Allow accessをクリックします。
これでAutomate.ioにNotionアプリが追加されたので、以下の中からAdd Database Itemを選択します。
次に、Database欄の矢印部分をクリックします。
アクセスできるカレンダーが一覧で表示されるので、祝日データを入れたいカレンダーを選択します。
続いて、Notion側のDateの欄を設定をします。
左側のEvent Beginsを右側のStartDateにドラッグアンドドロップ、また左側Event Summaryを右側Nameにドラッグアンドドロップします。
右上Saveボタンを押下します。
最後に、矢印部分のボタンをONにします。
以上でNotionとの紐付けは完了です。
3.c. データの挿入
次にNotionとGoogleカレンダーが連携できているか確認します。
確認しないと祝日データが入らないことがあったので必ず実施してください。
先程の右上Saveボタンを押下しますと、以下のページに遷移します。
Enter Sampling Dateをクリックします。
次に、Event Summaryにテスト、Event Beginsに25-Nov-2021
と入力し、Run Testボタンを押します。
Notionのカレンダーを確認して2021/11/25にテスト
と表示されていれば連携できています!
また成功していれば、Automate.io側では以下の画面のように表示されます!
続いて、祝日データを入れていきたいのでEdit Botを押下します。
何もせず、再びSaveボタンを押下します。
こちらの画面に戻ったらOKです!
この画面のタブを開いたままGoogleカレンダーでの作業に移ります。
Automate.ioはGoogleカレンダーのデータが更新されたときにNotionカレンダーへ同期されます。 以下の手順から祝日データをGoogleカレンダーにインポートし、Automate.ioを動かしてみましょう。
さきほどのGoogleカレンダーの設定画面からインポート / エクスポートをクリックします。
カレンダーに追加をクリックします。
カレンダーの名前を選択します。今回は日本の祝日カレンダーです。
次に、祝日データを用意します。
こちらのURLから祝日データをダウンロードしてください。
クリックするとfull.icsというファイルが自動でダウンロードされます。
ダウンロードが終了したら、「パソコンからファイルを選択」をクリックします。
先程ダウンロードしたfull.icsを選択して開いてください
その後、インポートボタンを押下します。
と表示されたら成功です。
Googleカレンダーを開いて、祝日データがインポートされているか確認してください。
次に、Automate.ioでの作業に戻ります。
I'm Doneを押下します。
こちらの画面に遷移したら完了です!
同期は2分程度で完了します。
完成したNotionカレンダーとしては以下のようになります!
まとめ
今回は、Automate.ioを利用して、祝日データをNotionカレンダーに挿入しました。
Notionめちゃ便利ですよね。私は普段、Notionカレンダーで予定管理をしています。
そんな中、祝日が分からないのがきついなと思っていたので、本稿で解決することができてとても嬉しいです。
また、Automate.ioを用いると、
- Notionに入れた予定をGoogleカレンダーに同期する
- GmailからNotionにデータを挿入する
- Twitterからチャットツールにメッセージを送信する
など様々なことが実現可能です!
私もこれから色々なことに活用していきたいと思います。
最後に、本記事が皆さんのお力になったのなら幸いです!
長丁場の操作お疲れ様でした!